保湿成分って色々あって、自分に合うものがわからない
化粧品の開発をしているミーです。この記事では、
①保湿成分を一覧で紹介→②それぞれ詳しく表記名で紹介 しています。
知識をつけてはやりに乗らない自分にあった、成分を見つけましょう!!
まず、肌の保湿機能は以下の絵のように3つの大切な機能があります。
そして、保湿成分はその機能をそれぞれ補います。以下保湿成分一覧です。
成分 | 特徴 |
ヒアルロン酸 | 水を取り込んでぷるぷるに |
コラーゲン | 水を繋ぎ止めて潤うやつ! |
セラミド | バリア機能を強化 |
以下目次に沿って、成分ごとにさらにタイプを分けて紹介します。
特定の知りたい成分がある場合は、目次からジャンプできます!
ヒアルロン酸
特徴
- 1グラムで2〜6Lの水分を抱え込む
- 他の保湿成分との違いは、水分を含んでぷるぷるの感覚になること
種類
大まかには水を抱え込むことが得意ですが
種類によって、「保湿するタイプ」「浸透して潤うタイプ」があります。
↓ヒアルロン酸のタイプと特徴一覧
タイプ | 特徴 | 表記名 |
基本 | この基本から変化を加えて色々なタイプが誕生 | ヒアルロン酸Na |
高保湿 | 少しだけ油と馴染みやくすして、水を取り込む力アップ | アセチル化ヒアルロン酸Na/カルボキシメチルヒアルロン酸Na |
修復 | 油と馴染みやすく、バリア機能にアプローチ | 加水分解ヒアルロン酸アルキルグルセリル |
吸着 | イオンの力で吸着力アップ、洗っても流れにくい | ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム |
浸透 | サイズを小さく、角質層の奥まで | 加水分解ヒアルロン酸 |
コラーゲン
特徴
- 分子が大きい水溶性コラーゲンは、肌の上で蒸発を防ぐ
- 分子の小さいコラーゲンは、角質層で水を保つ
- また、分子の小さいコラーゲンは、「コラーゲンを作れ」と司令を出してくれる
種類
↓コラーゲンのタイプと特徴一覧
タイプ | 特徴 | 表記名 |
基本 | 肌表面の潤いを守る保水に特化 | 水溶性コラーゲン/アテロコラーゲン |
高保湿 | 角質層を潤いで満たす | サクシノイルアテロコラーゲン/ミリストイルサクシ二ルアテロコラーゲン |
浸透 | 角質層の隅々まで浸透 | 加水分解コラーゲン |
セラミド
特徴
- 角層細胞の間を埋めている脂質
- 脂質でありながら水に馴染みやすい
- 水と油の「ラメラ構造」でバリア機能を強化
種類
動物型、人型などとと種類があります。
人だから良いとうこともなく、それぞれの良さを理解して用途に合わせて使ってみましょう!
↓セラミド種類と特徴の表
タイプ | 由来 | 特徴 | 表記名 |
動物 | 馬など | 角質に馴染みやすい | ウマスフィンゴ脂質 |
人 | 酵母などから人のセラミドに合わせて | 角質に馴染みやすい | セラミドEOP、セラミドNG、セラミドAP |
植物 | 米/こんにゃく/とうもろこし/大豆/ひまわり/パイナップル | 安価で配合しやすく、高配合で使用できる | コメカスフィンゴ糖 |
擬似 | 化学合成して作成 | 安価で配合しやすく、高配合で使用できる | セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド |
また、人型セラミドは、種類によって特徴が違います。目的別に選べるといいでしょう。
↓人型セラミド一覧
表記名 | 特徴 | 目的 |
セラミドEOP(セラミド1) | 前の弾力を高める | 乾燥/エイジング |
セラミドNG (セラミド2) ※1 | セラミドの中でも極めて保水力にすぐれている | 保湿/肌荒れ防止 |
セラミドNP(セラミド3) | バリア機能回復効果にすぐれている | 敏感肌用 |
セラミドAP(セラミド6) ※2 | ターンオーバーの正常化を促進・維 | エイジング |
※1※2・・「セラミドNG」「セラミドAG」は皮膚科学分野においては「セラミドNDS」「セラミドADS」のことを指します
https://cosmetic-ingredients.org/skin-barrier-repairing-agents/ceramides/
まとめ
特徴まとめ
ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドは、肌の潤いを保つために欠かせない3つの美容成分です。しかし、それぞれ異なる役割を持ち、効果や持続時間も異なります。
活用方法
それぞれの成分の特徴を理解することで、自分の肌悩みに合ったスキンケアを選ぶことができます。
最後に
今回の記事が、あなたのスキンケア選びの参考になれば幸いです。
肌は日々変化しているので、自分の肌の状態を観察しながら、自分に合ったスキンケアを続けていきましょう。
読者の皆様、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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